3Dプリント持ち込みの2つの方法・料金相場・注意点を徹底解説

導入

この記事のポイント

3Dプリント持ち込みには、データを送って出力を依頼する方法と、施設に持ち込んで自分でプリンターを操作する方法がある。目的や予算に合わせて選ぶことが大切。

3Dプリント持ち込みの2つの方法・料金相場・注意点を徹底解説

「3Dプリントの持ち込みを利用してみたいけれど、どんな方法があるのか分からない」

こうした疑問に答えます。

本記事の内容

  • 3Dプリント持ち込みの2つの利用方法
  • 持ち込み時の料金相場
  • 利用時の注意点と向いている人の特徴

3Dプリントの持ち込みには、データを送って出力を依頼する方法と、施設に持ち込んで自分でプリンターを操作する方法があります。

自分に合った方法を選べば、コストを抑えながら手軽に3Dプリントを楽しめます。本記事を読み進めて、自分に合った持ち込み方法を見つけてください。

3Dプリント持ち込みの意味と2つの利用方法

3Dプリント持ち込みには、大きく分けて3Dプリントサービスの提供元へ「データを持ち込んで出力を依頼する方法」と、「施設に持ち込んでプリンターを自分で使う方法」の2種類があります。それぞれの特徴を理解しておきましょう。

データ持ち込みで出力を依頼する方法

自分で用意した3Dデータを業者に送り出力だけを依頼する方法で、個人向けの3Dプリントサービスでも広く提供されています。データが手元にあれば、オンラインで見積もりから注文まで完結できるためスムーズに進められます。

6cmサイズのパーツで3,700円からなど、比較的手頃な料金で依頼できるサービスもあります。複数個まとめて注文すると割安になることもあります。

施設に持ち込んでプリンターを利用する方法

ファブラボやメイカースペースなどの民間施設に自分のデータを持ち込み、設置されているプリンターを自分で操作して出力する方法です。月会費制や時間単位の利用料金制を採用している施設が多くあります。

自分で機材を操作するため、造形の過程を学びたい人や、何度も試作を重ねたい人に向いています。

出力品を持ち込んで後加工を依頼する方法

すでに出力した造形物を持ち込み、研磨や塗装などの後加工だけを依頼する方法もあります。自宅のプリンターで出力したものの、仕上げに満足できない場合などに活用できます。

持ち込みの種類特徴
データ持ち込み出力そのものを業者に依頼する
施設への持ち込み自分でプリンターを操作して出力する
出力品の持ち込み後加工のみを依頼する

3Dプリント持ち込みの料金相場

持ち込みの方法によって、費用の仕組みが大きく異なります。それぞれの相場を確認しておきましょう。

データ持ち込みで依頼する場合の料金

データ持ち込みでの出力依頼は、造形物のサイズや素材によって変動します。あらかじめ3Dプリンターの依頼を個人で行う場合の価格相場を調べておくか、3Dプリントサービスを比較検討することをおすすめします。6cm程度の小型パーツなら3,700円前後から依頼できるサービスもあります。

複数個をまとめて発注すると単価が下がる場合が多く、まとめて作りたいものがあれば相談してみるとよいでしょう。

施設利用で持ち込む場合の料金

ファブラボやメイカースペースは、月会費制と時間単位の利用料を組み合わせているところが多くあります。月会費はおおむね1万円前後から、機器の利用料は30分500円から1,500円程度が目安です。

施設によっては、1回利用の当日料金や、数時間単位で借りられるプランも用意されています。月に何度も利用する予定があるなら、月会費制のほうが割安になることもあります。

利用方法料金の目安
データ持ち込みでの出力依頼数千円〜数万円(造形物ごと)
施設利用(都度)500円〜1,500円程度(30分〜1時間)
施設利用(月会費制)1万円前後〜

料金を左右する要素

データ持ち込みの場合は、素材や造形サイズ、数量が料金を左右します。施設利用の場合は、会員種別や利用時間、使用するプリンターの機種によって料金が変わります。

事前に見積もりや料金表を確認し、自分の利用頻度や安い3Dプリンター出力サービスなどの情報を踏まえて適した方法を選ぶことが、費用を抑えるコツです。

3Dプリント持ち込みを利用するときの注意点

持ち込みを利用する前に確認しておきたいポイントを紹介します。事前準備を整えておくと、当日スムーズに進められます。

対応データ形式を確認する

3Dプリントでは、主にSTLやOBJなどのデータ形式が使われます。持ち込み先によって対応形式が異なるため、事前に確認しておきましょう。

データは完全に閉じた形状である必要があり、モデルに穴があると出力できません。単位設定の間違いにも注意が必要です。STLデータはミリメートル単位で扱われるため、CAD側の設定を確認しておきましょう。

施設ごとの利用ルールを確認する

ファブラボやメイカースペースでは、会員登録や入門講座の受講が必要な場合があります。初めて利用する施設では、事前にルールを確認しておくと安心です。

プリンターの機種によって出力できるサイズや素材が異なるため、作りたいものに対応した機種があるかも確認しておきましょう。

持ち込み前に予約や見積もりを済ませる

完全予約制の施設や業者も多いため、事前にウェブサイトから予約を済ませておくとスムーズです。データ持ち込みで出力を依頼する場合は、見積もりを先に取っておくと当日の手続きが早く進みます。

余裕を持ったスケジュールで動くことで、当日慌てずに利用できます。

3Dプリント持ち込みに向いている人の特徴

持ち込みでの利用は、誰にでも合う方法とは限りません。どのような人に向いているのか、特徴を整理します。

自分でデータを用意できる人

持ち込みを利用するには、STLなどの3Dデータを自分で用意する必要があります。Fusion360やTinkercadといった無料ソフトを使って、3Dプリンターでフィギュアの製作を依頼するためのデータを用意するなど、初心者でもデータ作成に挑戦できます。

インターネット上で公開されているデータを活用すれば、一からモデリングをしなくても持ち込みを始められます。

コストを抑えて試したい人

データ作成の工程を自分で行うことで、業者にすべて依頼するよりも費用を抑えられます。まずは小さな作品から試してみたい人にも向いている方法です。

施設利用の場合も、月会費制をうまく活用すれば、都度依頼するよりも1回あたりの費用を抑えられます。

定期的に造形を楽しみたい人

何度も試作を重ねたい人や、ものづくりの過程自体を楽しみたい人には、施設に持ち込んで自分で操作する方法が向いています。

自分の車や自転車に合わせたカスタムパーツなど、既製品にはないアイデアを形にしたい人にもおすすめの利用方法です。

まとめ:3Dプリント持ち込みは自分に合う方法を選ぶことが大切

3Dプリント持ち込みの2つの方法や料金相場、利用時の注意点を紹介してきました。

本記事のポイント

  • 持ち込みにはデータ送付と施設利用の2種類がある
  • 料金は方法によって仕組みが異なる
  • 対応データ形式や利用ルールの事前確認が大切

本記事を参考にすれば、自分の目的や予算に合った3Dプリント持ち込みの方法を選べます。

どちらの方法が合うか迷ったときは、お気軽にお問い合わせください。資料請求からも、対応データ形式や料金について詳しくご案内できます。

3Dプリント持ち込みに関するよくある質問

参考文献

  1. 総務省 平成25年版情報通信白書 トピック:ファブラボについて
  2. 総務省 若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業 ファブラボを活用した多世代地域連携型プログラム人材育成モデル

執筆者

3D With 編集部
3D With 編集部

編集部

3D With編集部は、3Dプリンティング・アディティブマニュファクチャリング(AM)業界の最新ニュース、技術解説、市場動向、製品情報をわかりやすく発信する専門編集チームです。国内外の信頼できる情報をもとに、製造業の意思決定に役立つコンテンツを提供しています。

監修者

3D Withリサーチチーム
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リサーチチーム

3D Withリサーチチームは、3Dプリンティング・アディティブマニュファクチャリング(AM)分野の技術情報、市場動向、製品データ、国内外の公開情報を調査・検証する専門チームです。信頼性・正確性を重視し、公開前のコンテンツを専門的な視点から監修しています。

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